仕事をひとことで言うと
ライフサイクルマーケターは、獲得担当から引き渡された時点から顧客を担当します。新規登録者をアクティベーションまで導き、アクティブなユーザーを習慣化させ、離れかけた人を解約する前に引き留めるのが仕事です。グロースチームの8つの役割の1つで、パフォーマンスマーケターが人を連れてきた後に起こることに集中します。
ステージごとに見るライフサイクル
仕事は地図づくりから始まります。ライフサイクルマーケターは、登録後のジャーニーをステージに分け、それぞれにメッセージとトリガーを割り当てます。難しいのはステージ間の移行です。ユーザーが前に進むか離れていくかが決まる瞬間であり、タイミングの合ったメッセージが真価を発揮するのはそこだからです。
オンボーディングとアクティベーション
リテンションの成否は、ほとんどが最初の1週間で決まります。Lenny Rachitskyがリテンションの事例を調べたところ、長続きした改善のほぼすべては、初期体験の改善から生まれていました。多くは登録から7日以内のことです。そのため、ライフサイクルマーケターが最初につくるのは、たいていオンボーディングのシーケンスです。数通のメールに、ときにはアプリ内での促しを組み合わせ、新規ユーザーが初めて価値を得る瞬間まで導きます。その瞬間がアクティベーションであり、顧客が定着するかどうかを最もよく予測する指標です。
リテンションと休眠顧客の掘り起こし
Andrew Chenは、リテンションの弱いプロダクトを穴の開いたバケツにたとえます。上からいくら獲得を注いでも、注ぐより速く底から流れ出てしまいます。ライフサイクルマーケターは、その穴をふさぎます。利用が落ちているシグナルを見張り、アカウントが冷え切る前に再エンゲージメントのフローを動かし、すでに離れた人には掘り起こしのジャーニーを用意します。パフォーマンスマーケターと同じ「投じた費用を守る」という本能を、すでにお金をかけて獲得した人に向けたものです。
すべてのチャネルを、その時々に合わせて
ライフサイクルマーケターは、メールマーケターではありません。メール、SMS、Webプッシュ、アプリ内メッセージを扱い、チャネルは惰性ではなく判断で選びます。ウェルカムメッセージはメールが向いています。急ぎの促しは、WebプッシュやSMSのほうが届きやすいことがよくあります。機能の案内は、ユーザーがすでにいるアプリ内が適しています。腕の見せどころは、チャネルとタイミングをステージに合わせることです。
| ステージ | 目的 | 代表的なメッセージ |
|---|---|---|
| オンボーディング | 最初の価値に到達させる | ウェルカムシリーズ、セットアップの促し |
| アクティブ | 習慣をつくる | ヒント、マイルストーン、機能の案内 |
| 解約リスクあり | 利用の落ち込みを捉える | 再エンゲージメントのフロー、状況確認 |
| 掘り起こし | 解約した顧客を取り戻す | 特典、新機能のお知らせ、最後の呼びかけ |
この職種の成果の測り方
ライフサイクルマーケターの評価基準は、送ったメールの数ではなく、リテンションカーブ、アクティベーション率、そして各フローがもたらした改善幅です。優れたライフサイクルマーケターは、ライフサイクルを1つのシステムとして運用し、数字を動かすメッセージをテストし、動かないメッセージは廃止します。小さなチームでは創業者か最初のマーケターが担うのが普通で、大きな組織ではそれだけで1つの部門になります。
ライフサイクルマーケターがfromHelloでできること
fromHelloでは、メッセージは人の行動をきっかけに届きます。ジャーニーは、イベントを起点に、または動的セグメント(イベントのたびに再計算されます)に人が入った時点で始まり、「イベント待ち」「分岐」「A/B分岐」「ゴール」を含む14種類のノードで組み立てます。メールは5つのプロバイダー(Resend、Postmark、SendGrid、SMTP、Microsoft 365)のいずれか、SMSは自社のプロバイダーを通じて送られ、アプリ内メッセージはバナーとモーダルとして表示されます。Webプッシュも使えます。返信はその人のプロファイルに届き、email_