グロースは1つではなく8つの仕事
小さなチームが「グロースをやっている」と言うとき、たいていは1人が何でも少しずつこなしていることを意味します。しかし、うまくいくグロースは、1人の頭にはめったに収まらない別々のスキルに支えられています。戦略の立案、ファネルの計測、広告チャネルの運用、リテンションのフローの設計、ページのテスト、コホートの分析、コピーの執筆です。これらをファネルに沿って並べると、およそ8つの役割になります。
8つの役割
業界標準の組織図というものはありません。グロースチームの組み方は会社ごとに違います。以下は、よく使われる分け方の1つです。8つの役割で、ファネル全体をカバーします。役割ごとの給与レンジはグロースチームにかかるコストにまとめています。
| 役割 | 担う領域 | 仕事の例 |
|---|---|---|
| グロースリード | 戦略とノーススターメトリック | 四半期のアクティベーション指標を選ぶ |
| グロースPM | 実験ロードマップ | 次のA/Bテストの仕様を書き、優先順位を付ける |
| グロースエンジニア | トラッキングとファネルの配管 | 欠けているsubscription_ |
| パフォーマンスマーケター | 広告チャネルとオーディエンス | ROASの低いオーディエンスを停止する |
| ライフサイクルマーケター | オンボーディング、リテンション、掘り起こし | 5通のオンボーディングメールのシーケンスを配信開始する |
| CROスペシャリスト | ページとジャーニーでの実験 | 料金ページのCTAをA/Bテストする |
| データアナリスト | コホート、予測、毎週の分析 | 来月の解約を予測する |
| コピーライター/デザイナー | すべてのメール、SMS、アプリ内メッセージ | オンボーディングメールを自社の語り口で書き直す |
かじを取る2つの役割と、実行する6つの役割
グロースリードとグロースPMは方向を決めます。何を追うか、次に何をテストするか、どの順番で進めるか。残りの6つの役割は、その方向に沿って実行します。この2つを分けておくことが肝心です。戦略と実行が同じあいまいなToDoに混ざると、どちらも悪くなります(1つ目の役割についてはグロースリードの仕事で詳しく解説しています)。
小さなチームは、最初は役割をまとめる
初日から8人を採用することはありません。グロースチームを0人から50人に育てたBrian Balfourの記録は、プロダクト志向のリード、エンジニア、デザイナーの3人で成り立つ最初のチームが、規模の拡大とともに初めて専門家に分かれていく様子を描いています。Andrew Chenのグロースチームのガイドも、チームの構成は取り組む課題によって変わると指摘しています。8つの役割は仕事に必要なスキルであって、達成しなければならない人数ではありません。
採用するか、兼任するか、ツールを加えるか
ほとんどのチームは8人全員を採用しません。Balfourが描く3人のチームのように、早い段階では役割を兼任し、仕事が繰り返しになるにつれてツールを加えます。毎日発生する送信には自動化を、セグメント、ジャーニー、レポートの最初の下書きにはAIエージェントを使い、指標と戦略は人が持ち続けます。fromHelloは、人の行動をきっかけに届くメッセージを扱う、オープンソースのマーケティングオートメーション(MA)です。すでにお使いのAIはMCPで接続できます。お使いのAIが作成したジャーニーは、公開されるまで下書きのままです。それ以外の編集は、保存した時点で反映されます。使い慣れたスイートと比べて規模感をつかむには、fromHello vs HubSpotをご覧ください。