本文へスキップ

マルチチャネルとオムニチャネルの違い

マルチチャネルとは、それぞれ独立して動く複数のチャネルを使うことです。オムニチャネルとは、それらのチャネルを1つの顧客ビューを軸に連携させ、タイミング、メッセージ、送信除外をチャネル間で引き継ぐことです。違いは連携の有無で、送信に使うチャネルの数ではありません。

更新日:6分で読めます執筆 fromHello

要点

  1. マルチチャネルが目指すのはリーチです。メール、SMS、Webプッシュは、それぞれ独自のスケジュールとデータで動きます。

  2. オムニチャネルが目指すのは連携です。1つのプロファイル、共有のセグメント、そしてすべてのチャネルにまたがって効く送信除外です。

  3. オムニチャネルは、スイッチを入れれば使える機能ではなく、段階的に到達する成熟度です。

  4. ほとんどのチームはその中間で実務を回しており、それは妥当な位置です。

マルチチャネルの実際の意味

成長中のチームの多くにとって、マルチチャネルは自然にたどり着く状態です。メールを加え、次にSMS、さらにWebプッシュの許可プロンプトを加えます。それぞれ別のツールで、ということもよくあります。各チャネルが独自のリスト、独自の送信ロジック、そして顧客が誰かについての独自の認識を持ちます。リーチは広がります。一方で、どちらのチャネルももう一方が送信済みだと知らないため、同じキャンペーンについて1人の顧客にメールとSMSの両方が届くことがあります。

オムニチャネルが加えるもの

オムニチャネルでは、チャネルはそのままに、それらを1つの顧客レコードにつなぎます。一度記録された購入が、すべてのチャネルでアップセルの送信を止めます。SMSへの返信が、メールのフォローアップを一時停止します。McKinseyの解説記事は、この違いを顧客中心か製品中心かとして整理しています。オムニチャネルは、キャンペーンではなく人を軸に組み立てるということです。設定を切り替えるだけでこれを実現してくれるベンダーはありません。すべてのチャネルに対応したツールを導入しても、プロファイルが分断され、送信除外がチャネルをまたいで伝わらなければ、実態は純粋なマルチチャネルのままです。その土台となるデータ層については、カスタマーエンゲージメントプラットフォームとはをご覧ください。

連携に実際に必要なもの

  • すべてのチャネルが読み書きする共有の顧客プロファイル。これにより、身元の照合が一度で済みます。
  • チャネルごとに定義し直すのではなく、1つのイベントストリームから計算される共有のセグメント。
  • チャネル横断の送信除外。配信停止、コンバージョン、送信頻度の上限が、すべてのチャネルで効くようにします。
  • 各チャネルが単独で判断するのではなく、どのチャネルをいつ動かすかを決めるカスタマージャーニー。
2つの軸。連携の度合い(サイロ化から連携へ)とチャネル数(1つから複数へ)。シングルチャネルは、1つのチャネルでサイロ化した状態です。マルチチャネルはチャネルを増やしても、サイロ化したままです。オムニチャネルは連携していて、かつチャネルが複数ある状態で、強調表示した目標のセルです。

全体をつなぐオーケストレーション層

複数のチャネルを1つの連携した体験に変える仕組みが、ジャーニーオーケストレーションです。ジャーニーは共有の状態を保持します。顧客がすでにメールを開封したことを知っているので、SMSを送る前に待機し、返信に応じて分岐し、ゴールを達成したら終了します。この層がなければ、たまたま同じ顧客を共有しているだけの並行したキャンペーンになります。それは、オムニチャネルという看板を掲げたマルチチャネルです。

現実的な中間地点

小さなチームのほとんどは、完全にサイロ化しているわけでも、完全なオムニチャネルでもありません。最も重要なチャネル(たいていはメールともう1つ)を連携させ、残りは緩やかに運用しています。それは妥当な位置です。46,000人の買い物客を対象にしたHBRの調査では、より多くのチャネルで接点を持つ人ほど多く支出する傾向がありました。ただし、その価値は時間をかけた連携から生まれるもので、すべてのチャネルを一度に動かすことから生まれるわけではありません。壊れたときに顧客を困らせる引き継ぎを2つか3つ選び、まずそこを連携させてください。

自社の現在地を見極めるには

FAQ

よくある質問

  • オムニチャネルは、チャネルを増やしたマルチチャネルのことですか?

    いいえ。チャネルを増やせばリーチは広がりますが、連携は生まれません。オムニチャネルを定義するのは、共有の顧客ビュー、共有のセグメント、チャネルをまたいで引き継がれる送信除外です。2チャネルの構成でもオムニチャネルになりえますし、5チャネルの構成でもマルチチャネルのままということがあります。

  • 小さなチームでもオムニチャネルを運用できますか?

    はい、範囲を絞れば可能です。すべてのチャネルを連携させる必要はありません。壊れたときに顧客を困らせる引き継ぎ(たいていは、ほかの送信を止めるべき返信やコンバージョン)を選び、そこを連携させます。残りは、つなぎ込む価値が出るまでマルチチャネルとして扱ってください。

  • オムニチャネルには単一のプラットフォームが必要ですか?

    厳密には不要ですが、そのほうがはるかに簡単です。連携には、照合済みの1つのプロファイル、共有のセグメント、チャネル横断の送信除外が必要です。これを別々のツールにまたがってつなぎ合わせるには、身元と同意を確実に同期させなければなりません。自前で組んだスタックの多くがつまずくのは、まさにそこです。

  • ベンダーによってオムニチャネルの定義が違うのはなぜですか?

    オムニチャネルが表すのは成熟度であり、決まった機能の一式ではないからです。各ベンダーは、自社製品が届く範囲に線を引きます。ツールがこの言葉で何を指しているかを読み、そのうえで仕組みを確認してください。共有のプロファイル、共有のセグメント、チャネル横断の送信除外、そしてオーケストレーション層です。

fromHelloは、オープンソースのマーケティングオートメーションです。

人の行動をきっかけにメッセージを届けます。fromHello Cloudは、ウェイトリスト経由でアーリーアクセスを提供しています。

アーリーアクセス

fromHello Cloud

小さくまとまるために始めたわけではない。

fromHello Cloudのアーリーアクセスは、段階的にご案内します。 オンボーディングは伴走型です。セットアップからコンタクトの移行まで、私たちがお手伝いします。

ご利用の準備が整い次第、メールでお知らせします。スパムは送りません。

まだ登録する段階ではありませんか?GitHubで見る