そもそもなぜセグメント化するのか
ライフサイクルメッセージを可能にするのがセグメンテーションです。全員に1つのメッセージを送るのではなく、ユーザーをグループ分けして、各グループに関係のあるものを届けます。トライアルを始めたばかりの人と、長く使い込んでいるユーザーに、同じメールを送るべきではありません。よいセグメントは、単なるリストを、役割を持ったオーディエンスに変えます。
4つの分類
マーケティングのセグメンテーションは、慣例的に4つの分類に分けられます。Amplitudeの整理では、人口統計(誰か)、地理(どこにいるか)、心理(何を大切にしているか)、行動(何をするか)です。ライフサイクルとリテンションの施策では、行動が最も実行に移しやすい分類です。属性だけでなく、実際のエンゲージメントを反映するからです。
RFM:行動セグメンテーションの定番
長く使われている行動モデルの1つがRFM(Recency、Frequency、Monetary:直近性、頻度、金額)です。顧客が最後にいつ買ったか、どのくらいの頻度で、いくら買ったかを点数化し、その点数を組み合わせて名前の付いたセグメントにします。Champions(優良顧客)、At Risk(離反リスク)、Hibernating(休眠)などで、それぞれに明確なアクションが結びついています。RFMを使えば、小さなチームでも、誰をつなぎとめ、誰を掘り起こし、誰に報いるべきかをすばやく見つけられます。
静的セグメントと動的セグメント
静的セグメントは固定のスナップショットです。ある時点でルールに一致した人々、たとえばローンチ期間中に登録した全員などです。動的セグメントは行動の変化に合わせて再計算されます。ユーザーは条件を満たした瞬間に「今週アクティブ」に加わり、満たさなくなれば外れます。ジャーニーを行動に反応させるのは動的セグメントで、静的セグメントは過去の固定のコホートに向いています。どちらかが常に優れているわけではなく、答える問いが違うのです。