MAツールのスタートアッププログラム7選を比較(2026年)
2026年に比較したいマーケティングオートメーション(MA)のスタートアッププログラムは、Customer.io(最長12か月無料、プロファイル30,000件)、設立12か月未満の企業向けのDailyStoryの無料の1年、PostHogの$50,000分のクレジット、そしてHubSpot、Intercom、ActiveCampaignの割引です。fromHelloのプログラムは、コンタクト20,000件までのCoreを12か月分提供します。fromHello Cloudはアーリーアクセス中です。
要点
特典の形は3つです。無料の1年(Customer.io、DailyStory、fromHello)、クレジット(PostHogの12か月で$50,000)、段階的に下がる割引(HubSpotとIntercomは3年間、ActiveCampaignは1年間)です。
無料の1年のなかで最も範囲が広いのはCustomer.ioです。調達額が1,000万ドル未満の企業を対象に最大30,000件のプロファイルをカバーし、設立年数の制限はありません。クレジットカードの登録が必要です。
最初に決め手になるのは条件です。調達額の上限は100万ドル(ActiveCampaign)から1,000万ドル(Customer.io、Intercom)まで、設立年数の上限は12か月(DailyStory)から2年までで、ActiveCampaignはインキュベーターへの参加を求めます。
応募する前に、終了後の扱いを確認してください。割引は定価に戻り、Customer.ioは割引付きの卒業オファーを出し、PostHogは通常プランに移行します。fromHelloのCoreは、月額€39から(税別)の月単位の契約で継続します。
一覧で比較
下の候補リストと同じ順に、1行に1プログラムを並べています。すべての行を、2026年10月12日に各ベンダー自身のプログラムページで確認しました。
| ベンダー | プログラム | 対象となる条件 | 受けられる内容 | 対象のコンタクト数 | プログラム終了後 |
|---|---|---|---|---|---|
| Customer.io | Startup Program | 調達額1,000万ドル未満、顧客になったことがない | 最長12か月無料、Essentialsの機能、カード登録が必要 | プロファイル30,000件、超過分は1件$0.007 | 割引付きの卒業オファー、その後は通常料金 |
| DailyStory | Startup Program | 事業開始から12か月未満 | 12か月無料、SMSは対象外 | 月10,000件のアクティブコンタクト | 記載なし |
| PostHog | スタートアップ向けPostHog | 設立2年未満、調達額500万ドル未満 | 12か月間で$50,000分のクレジット | $50,000までの利用分、AIツールは対象外 | PostHogの別のプラン |
| HubSpot | スタートアップ向けHubSpot | プレシードからシリーズA、パートナー経由または資金調達の確認 | 1〜3年目に90%、50%、25%割引、年間契約 | 購入するプランによる | 通常料金 |
| Intercom | Early Stage | 調達額1,000万ドルまで、従業員15人未満 | 1〜3年目に93%、50%、25%割引、1年目はFinが無料 | コンタクトではなくシート数:Advanced 6、Copilot 6、Lite 20 | 継続した場合のみ割引、Essentialは1シート$39から |
| ActiveCampaign | ActiveCampaign Incubator | 設立2年未満、調達額100万ドルまで、インキュベーターに参加 | 1年目はどの年間プランも90%割引 | 購入するプランによる | 定価 |
| fromHello | スタートアッププログラム | 設立2年未満、調達額500万ユーロ未満、資金調達の有無は問わない | Coreを12か月間無償、ユーザー数無制限、オンボーディング | 20,000件のコンタクト | Coreの月単位の契約、月額€39〜€139(税別) |
調達額の上限は、各ベンダーの通貨と表現に従っています。HubSpotの第2の区分(30%割引、その後15%)と、各プログラムの細かな条件は、下のカードに記載しています。fromHelloの行は私たち自身のプログラムで、fromHello Cloudはアーリーアクセス中です。
選び方
プログラムが候補から外れていく順に、4つの確認ポイントを挙げます。
まず条件から
特典が意味を持つ前に、設立年数、調達額、パートナーの条件で、ほとんどの応募は終わります。設立12か月未満ならDailyStory、調達額100万ドルまででインキュベーターに参加していればActiveCampaignが対象です。設立2年を過ぎても、Customer.io(調達額1,000万ドル未満)、HubSpot(シリーズAまで)、Intercom(15人未満)は対象のままです。
何を数えるかを確認
Customer.ioは人とオブジェクトを合わせたプロファイルを、DailyStoryはアクティブコンタクトを、fromHelloはコンタクトを数えます。Intercomはシートとメッセージ、PostHogはクレジットに対する利用量で課金します。リストの規模は、今日ではなく1年後を見込んで見積もってください。
終了後の扱いを先に読む
段階的に下がる割引は定価で終わり、年間契約があればその価格に縛られます。13か月目についてベンダーが何と書いているか(卒業オファー、通常プラン、月単位の料金のどれか)を確認してください。
チャネルを合わせる
Customer.ioはメール、SMS、プッシュ通知を送り、PostHog WorkflowsはメールとSMSを送ります。DailyStoryは無料の1年からSMSを除いており、fromHelloは自社のメールとSMSのプロバイダー経由で送信します。チャネルが合わない無料の1年は、結局は移行に行き着きます。
候補ツール
スタートアッププログラムは、1年分のソフトウェアと引き換えに、その後も使い続けてもらうことを期待する仕組みです。このページでは、マーケティングオートメーションとカスタマーエンゲージメントのツールを提供するベンダーの7つのプログラムを、各ベンダーが公開している内容に基づいて比較します。比べるのは、対象となる条件、受けられる内容、カバーするコンタクト数、終了後の扱いです。オファーではなくプラットフォームを比較したい場合は、スタートアップ向けカスタマーエンゲージメントプラットフォームのまとめをご覧ください。fromHello自身の条件はスタートアッププログラムのページに掲載しています。
選定方法
条件をベンダー自身のサイトで公開しているプログラムを残しました。2026年10月12日にすべてのプログラムページを開き、対象条件と特典は各ベンダーの記載どおりに紹介しています。特典紹介サイトの情報は使っていません。条件が公開されていないプログラムは、理由とともに候補リストの後に挙げています。並び順はオファーの形でまとめたもの(無料の1年、クレジット、割引の順)で、順位を付けたものではありません。私たちもこうしたプログラムの1つを運営しているため、fromHelloは最後に掲載し、同じ基準で評価しています。
向いている用途
実績あるプラットフォームで、イベントをきっかけに送るメール、SMS、プッシュ通知を1年間無料で使いたい、調達額1,000万ドル未満のスタートアップ。
強み
- Essentialsの全機能(Journeys、Data Pipelines、AI Agentを含む)を、最大30,000件のプロファイル(人とオブジェクトを合算)まで、最長12か月無料で使えます。
- 設立年数の制限はありません。調達額が1,000万ドル未満で、購入したリストを使っておらず、過去にCustomer.ioのアカウントを持っていなければ対象になり、トライアル中にも応募できます。
- 卒業時には通常料金の前に割引付きのオファーがあります。また、150を超えるアクセラレーター、ベンチャーキャピタル、創業者コミュニティが、支援先の企業にこのプログラムを紹介しています。
注意点
- すべてのアカウントでクレジットカードの登録が必要です。30,000件を超えるプロファイルは1件あたり$0.007で課金され、サポートは限定的です。
- 対象は新規顧客のみで、無料期間は14日間のトライアルの後に始まります。クローズドソースでクラウドのみです。
DailyStory
向いている用途
メールによるマーケティングオートメーションを12か月間無料で使い、多少のコンサルティングも受けたい、事業1年目の企業。
強み
- 月10,000件のアクティブコンタクトを12か月間無料で使えます。DailyStoryはこれを月額$150相当としています。
- ユーザー数無制限、APIアクセス、すべてのネイティブ連携に加え、チャット、メール、電話でのサポートがあります。
- 月に最大1時間のオンラインコンサルティングと、DailyStoryのマーケティングガイドが付きます。
注意点
- 対象は事業開始から12か月未満の企業のみで、このページで最も厳しい設立年数の条件です。
- SMSは無料プログラムに含まれません(10DLCの登録とメッセージごとの料金が必要です)。また、1年後の扱いはページに記載がありません。
PostHog
向いている用途
分析、セッションリプレイ、フィーチャーフラグ、ライフサイクルメッセージングを1つのプラットフォームで使い、1年分をクレジットでまかないたいプロダクトチーム。
強み
- 12か月間有効な$50,000分のクレジットに加え、$12,000を超えるパートナー特典があります。
- クレジットはWorkflowsを含むプラットフォームの大半に使えます。Workflowsは、プロダクトイベントの発生時にメールとSMSを送り、Webhookを呼び出します。
- Workflowsには毎月の無料枠もあり、最初の10,000通までは無料、それ以降は1通$0.003からです。
注意点
- 応募は従量課金の有料プランから、会社のメールドメインで行います。また、2026年9月14日以降、クレジットはPostHogのAIツールには使えなくなりました。
- PostHog自身の機能表では、Workflowsにプッシュ通知のチャネルはありません。スタートアップのアカウントのサポートは通常の優先度で、アカウントマネージャーは付きません。
向いている用途
CRM、マーケティングオートメーション、営業ツールを1つのスイートで使いたく、1年単位で契約できる、プレシードからシリーズAまでのスタートアップ。
強み
- 承認済みパートナー経由、または確認済みのベンチャー資金があれば、1年目は90%、2年目は50%、3年目は25%割引になります。
- 承認済みの起業支援団体を通じた第2の区分もあり、1年目は30%、2年目は15%割引です。
- 承認済みパートナーは4,000を超え、HubSpotはCrunchbase、Harmonic、Pitchbookで資金調達を確認できます。
注意点
- 無料の1年ではなく割引です。新規に購入するProfessionalまたはEnterpriseの製品だけが対象で、年間契約が必要です。
- 90%の区分はシリーズBの前までで、割引期間が終わるとHubSpotの通常料金が適用されます。
Intercom
向いている用途
まずサポートのヘルプデスクとAIエージェントを導入し、能動的なメッセージングも少し使いたい、15人未満のスタートアップ。
強み
- 1年目は93%、2年目は50%、3年目は25%割引で、ヘルプデスクは月額$65からです。
- Fin AI Agentは1年目は無料で、月300件のアウトカムと15件のリード選別が含まれます。
- Advancedのシートが6、Copilotのシートが6、Liteのシートが20に加え、月500通まで送れるProactive Support Plusが付きます。
注意点
- 何よりもカスタマーサービスのための製品です。能動的なメッセージは月500通までで、電話、SMS、WhatsAppは定価で課金されます。
- 従業員15人未満、調達額1,000万ドルまでが条件です。2年目と3年目の割引は、プログラムを継続した場合にのみ適用されます。
向いている用途
ActiveCampaignのメールマーケティングと自動化を年間プランで使いたい、インキュベーターに参加している設立2年未満のスタートアップ。
強み
- ActiveCampaignのどの年間プランも、1年目は90%割引になります。
- インキュベーターの卒業生も、プログラムを離れてから12か月間は対象になります。
- 顧客の行動をきっかけに動く自動化、CRM、サイト上のメッセージを1つのプラットフォームで使えます。
注意点
- このページで最も厳しい条件です。設立2年未満、調達額100万ドル以下、そして現在または過去12か月以内のインキュベーターへの参加が必要です。
- 年間プランのみで、2年目からは定価です。また、オファーを出すかどうかはActiveCampaignの裁量で決まります。
fromHello
向いている用途
人の行動をきっかけに動くジャーニーを、セルフホストできるコードで使いたい、設立2年未満のスタートアップ(資金調達の有無は問いません)。
強み
- Coreを12か月間無償で、コンタクト20,000件まで、ユーザー数無制限で使えます。メールプロバイダーの接続、トラッキングの追加、最初のジャーニーの立ち上げまで、伴走型でお手伝いします。
- 条件は設立年数と調達額の2つなので、自己資金で運営する企業も応募できます。また、1年は応募した時点ではなく、ワークスペースが開設された時点から始まります。
- 1年が過ぎると、Coreは通常料金の月単位の契約で継続します。料金はコンタクト数に応じて月額€39〜€139(税別)です。または、AGPL-3.0のもとで無料でセルフホストすることもできます。
注意点
- Customer.ioのプログラムよりは小規模です。30,000件のプロファイルに対して20,000件のコンタクト、1,000万ドルに対して500万ユーロの調達上限、そしてCustomer.ioにはない設立年数の制限があります。
- Coreは自社のメールとSMSのプロバイダー経由で送信し、その費用はプロバイダーから直接請求されます。また、fromHello Cloudはウェイトリスト経由のアーリーアクセスで、段階的にご案内しています。
よく挙がるが、候補リストに入れなかったもの
スタートアッププログラムを検索するとよく挙がるものです。いずれも、2026年10月12日にベンダー自身のサイトで条件を確認できなかったため除外しています。
スタートアップ向けのページでは、BrazeのVCパートナー経由での無料アクセスを案内し、対象かどうかは問い合わせるよう求めています。期間、上限、条件は公開されていません。
スタートアップとVC向けのプログラムで、パートナーにメンバー限定の割引を提供していますが、割引率、期間、条件は公開されていません。特典紹介サイトには、Brevo自身のページにない数字が載っています。
Leapプログラムでは、スタートアップの成長を支援するパートナーの参加企業と卒業企業に、CleverTapのスタートアップ向けプランの割引を提供しています。ドキュメントには金額も期間も記載がありません。
MoEngage
MoEngageのスタートアップ向けの条件はサードパーティの特典紹介サイトで出回っていますが、それを確認できるプログラムページは、MoEngage自身のサイトに見つかりませんでした。
Ortto
確認した時点でスタートアッププログラムのページが404を返したため、条件を確認できません。
2022年7月に、Segmentを使うスタートアップ向けの無料の1年を発表しました。現在の料金ページにはこのオファーの記載がなく、スタートアップ向けのリンクはデモの申し込みにつながります。
オープンソースのマーケティングオートメーション、fromHelloを見る。
FAQ
よくある質問
スタートアッププログラムがあるMAツールはどれですか?
2026年10月12日に確認したベンダーのうち、Customer.io、DailyStory、PostHog、HubSpot、Intercom、ActiveCampaign、fromHelloが条件を公開しています。Braze、Brevo、CleverTapは条件を公開せずにパートナー経由でスタートアップ向けのオファーを提供しており、KlaviyoとLoopsはプログラムではなく無料プランを提供しています。
最も多くを無料で受けられるスタートアッププログラムはどれですか?
何を数えるかによります。無料の1年のなかで最も範囲が広いのはCustomer.ioで、最長12か月、30,000件のプロファイルまでです。金額で最も大きいのはPostHogで、12か月間で$50,000分のクレジットを各製品に使えます。fromHelloはCoreでコンタクト20,000件を、DailyStoryは月10,000件のアクティブコンタクトをカバーします。
対象になるにはアクセラレーターやVCが必要ですか?
場合によります。ActiveCampaignは、現在または過去12か月以内のインキュベーターへの参加を求めます。HubSpotの90%の区分には承認済みパートナーか確認済みのベンチャー資金が、30%の区分には承認済みの起業支援団体が必要です。Brazeは、VCパートナー経由でのみ無料アクセスを提供しています。Customer.io、Intercom、PostHog、DailyStory、fromHelloは、調達額、設立年数、チームの人数といった、自社だけで満たせる条件を設けています。
スタートアッププログラムが終わるとどうなりますか?
プログラムによって異なるため、応募する前に確認してください。Customer.ioは、通常料金の前に割引付きの卒業オファーを出します。HubSpotとIntercomは3年かけて割引を段階的に下げ、Intercomの2年目以降の割引はプログラムを継続した場合にのみ適用されます。ActiveCampaignは2年目から定価になり、PostHogでは別のプランに移ります。fromHelloのCoreは、月額€39から(税別)の月単位の契約で継続します。DailyStoryのページには記載がありません。
スタートアッププログラムにクレジットカードは必要ですか?
Customer.ioはすべてのアカウントで必要で、課金されるのは30,000件を超えるプロファイルの分か、有料プランで継続する場合だけです。PostHogは、応募の前に従量課金の有料プランへの登録を求めます。私たちが確認したほかのプログラムページには、fromHelloのものも含め、記載がありません。
スタートアッププログラムのあるオープンソースの選択肢はありますか?
fromHelloはAGPL-3.0のオープンソースです。スタートアッププログラムの対象はアーリーアクセス中のfromHello CloudのCoreで、自社で運用するサーバーでのセルフホストは無料です。PostHogのコードは、ee/ディレクトリ以外の大部分がMITライセンスで、スタートアップ向けのクレジットはPostHog Cloudに適用されます。
fromHelloのスタートアッププログラムは、ほかと比べてどうですか?
Customer.ioのプログラムよりは小規模です。30,000件のプロファイルではなく20,000件のコンタクト、1,000万ドルではなく500万ユーロの調達上限、そして2年の設立年数の制限があります。1年は応募した時点ではなく、ワークスペースが開設された時点から始まります。Coreは自社のメールとSMSのプロバイダー経由で送信し、fromHello Cloudはアーリーアクセス中です。詳しくはスタートアッププログラムのページをご覧ください。
出典
- Customer.io:Startup Program(2026年10月12日に確認) (新しいタブで開きます)
- DailyStory:Startup Program(2026年10月12日に確認) (新しいタブで開きます)
- PostHog:PostHog for Startups(2026年10月12日に確認) (新しいタブで開きます)
- PostHog:Workflows(2026年10月12日に確認) (新しいタブで開きます)
- HubSpot:HubSpot for Startups(2026年10月12日に確認) (新しいタブで開きます)
- Intercom:Early Stageプログラム(2026年10月12日に確認) (新しいタブで開きます)
- ActiveCampaign:インキュベーター向けオファー(2026年10月12日に確認) (新しいタブで開きます)
- fromHello:スタートアッププログラム (新しいタブで開きます)
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